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化学の基礎

物質は、いろいろな原子が結合して作られている。原子の英語名は「アトム」。物質が作られている最も小さい粒子が原子です。

よく知られているものは水素で、元素記号が「H」原子番号は「1」。水素は「O」の「16」です。これらの原子は、他の原子と結合するための手を持っており、水素(H)は1個しかありません。

酸素(O)には、手が2個あり、両手をつなぐことが出来ます。また2本の手で結合してしまうこともあります。これが二重結合です。そうして結合したものが分子です。炭素(C)は4本の手を持っています。

Phenol.jpgこの原子が規則正しく炭素原子(C)6個が亀の甲羅のように、六角に結合した分子に水酸基(-OH)が1個ついた化合物が「フェノール」です。病院の消毒液などに使用されています。(角の部分は炭素原子(C)が省略されています)

この「フェノール(基)」が2個以上結合したものをポリフェノールといいます。このように分子が2個以上結合することを重合といい、英語でpolymerization(ポリ)といいます。

したがって、フェノールが、重合(ポリ)しているので、ポリフェノールです。この結合でいろいろなポリフェノールが作られます。次の構造図は、最も簡単な結合のカテキンの「エビカテキン(EC)」です。

  Epicatechin2.gif

<ポリフェノールの種類>

ポリフェノールといっても、いろいろな種類やいろいろな効能をもったものがあります。
■フラボノイド系ポリフェノール
「アントシアニン色素」と「フラボン色素」に分類されます。
多くの花や植物など色の成分で、「アントシアニン系色素」は、赤色~紫色~青色を呈し、「フラボン系色素」は、無色~淡い黄色~濃黄色を呈します。

具体的には、
・お茶やワインに含まれる「カテキン類」
・葡萄や茄子や花などの色の「アントシアニン系色素」
・大豆に含まれる「イソフラボン」
柿渋の成分の「タンニン」
・蕎麦に含まれる「ルチン」
・柑橘類、玉葱など多くの植物に含まれる「ケルセチン」

■その他のポリフェノール
 ・「クロロゲン酸」:コーヒー豆に含まれる
 ・「セサミン」:胡麻のリグナン
 ・「クルクミン」:カレーの色のウコンの成分

 ・その他5,000 種以上あるといわれる。

 

カテキンは、フラボノイド系ポリフェノールの仲間で、化学構造により数十種類に分類される。お茶のカテキンは、4種類

 <お茶の主なカテキン>EC.gifのサムネール画像

 (エピカテキン)EC

  

   


 

 

 

(エピカテキンガレートECg

 ECg.jpgのサムネール画像    (エピガロカテキン)EGC
EGC.jpgのサムネール画像のサムネール画像

  

EGCg.jpgのサムネール画像(エピガロカテキンガレートEGCg

                                                                                                                                    この4種は、「茶カテキン」と呼ばれる。

「緑茶」には、ECECgEGCEGCgが多く、(EGCg)が全体の約1/2を占める。
 ・日本緑茶のかぶせ茶・玉露などには、特に、EGCEGCgが多く含まれる。

「烏龍茶」は、ECECgEGCEGCg などの「茶カテキン類」は極端に少ない。

「紅茶」には、ECECg も少ないが、EGCEGCg も含まれていない。                                     

 

※ 「カテキン類」は緑茶に多く、烏龍茶や紅茶にはカテキン類の含量が少ない。

  したがって、烏龍茶にカテキンがたっぷりという表現は間違い。


烏龍茶や紅茶は、カテキン類が酸化され、カテキンが2個結合した、「テアフラビン」や「テアルビジ ン」に変化している。この物質が烏龍茶や紅茶の味を左右している。

※ 以前は、茶の渋みをタンニンと呼ばれていた、もともとタンニンとは、「革をなめす」という意味の英語のtanからきており製革用のなめし剤のこと。                                               
お茶の渋み物質である、没食子酸誘導体(ガレート)がタンニン様の性質を持つことからタンニンと呼ばれていた。

今でも食品業界では、便宜上タンニンと呼ぶこともあるが、化学分野では、"化学構造の分類名"を優先するため、タンニンは化学構造上の分類名がないため、ほとんど名称は使われない。

 

 

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