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◆ 食の安全

■中国貿易には、信じられないようなあらゆる危害が降りかかる。                                                                                                          <知らないうちに混入される未許可の薬剤>                                                         工場内の薬剤管理が十分でも十分な原料管理をしないと即アウト。この原料管理問題が非常に難しい。JTの餃子事件もこの原料管理が徹底されていなかった。JTフーズや生協の弁明でも、ポジティプ管理(あらゆる原料の抗菌剤・農薬の管理が義務づけられたもの)をしなければならないにもかかわらず、キャベツなどのメイン具材でさえ原料管理がされていなかった。                                                   天然海老でも漁民が船魚槽に亜硫酸ナトリウムを使用したり、栽培のマッシュルームにも亜硫酸ナトリウムが使用されていた。椎茸栽培の培地殺菌にホルマリンが使用されるなどあげればキリがない・・・

<知らないうちに使用される食材>                                               大きな鶏肉問題も発生した。ある有名な日本の大手企業は餌まで完全管理しているはずだった。ところが、生産が増大し原料が間に合わ無かったため、中国工場が市場から仕入れた原料を使ったら抗生物質が発見されてしまったという問題だ。                                                                  日本式の醤油(特にキッコーマン)やマルコメ味噌、エバラトンカツソースなども偽物だらけ。                      袋や容器は本物でも中身は完全な偽物も多い。ある企業が6本入りのキッコーマン醤油を市場で購入し、容器の形状やラベル等、本物と比較したところ、まったく同じなのでランダムで3本を検査した。検査結果に問題なかったので、それを使用したところ製品からチクロ(サイクラミンサンNa)が発見されてしまいシップバックになってしまった。原因は、偽物が混ざっていたのだ。

天然甘味料に「ステビア」という食品添加物がある。中国の「ステビア」を使用した横浜崎陽軒の商品が回収騒ぎになった。中国の加工技術が悪い為、甘みを補足するために「チクロ(サイクラミン酸Na)」が加えられていたのだ。チクロは中国では許可されており、醤油、紹興酒、味醂などいろいろなものに添加されている。この調味料を使えば即シップバックになる。

輸入する企業は、全ての原料や添加物などを管理しなければならない。中国で許可されており日本で未許可の薬剤もたくさんある。そういう中国特有の状況も知らないような輸入業者が輸入違反を起こす。 

以前は静岡の緑茶に味の素(味の素社の商品名)が大量に添加されていた。目的は、味のない品質の悪い茶葉に調味して高く売るためだ。(表示もなかった)。                   

合成着色料が危険で天然色素が安全とか、保存料を使用していないので安全という「うそ」はいつまでも続かない。保存料の分類には属さないが、日持ち向上剤という保存効果のあるものが保存料表示の添加物の何十倍も使われている。表示は、pH調整剤、グリシン等である。 

今まで禁止されていた食塩の固結防止のフェロシアン化合物や乳酸菌系保存料のナイシンZなどがゾクゾクと日本で許可された。 今や、日本の事情にあわせて適当に許可される。カビ米問題もその一部だ。                                                密かに使われている法律の網をくぐった危険な添加物も多い。                             天然色素といっても天然物は1%で99%がミョウバン等の安定剤のものもある。                            本来、「チクロ」など何の問題ない甘味料、アスパルテームなどより安全である。しかし、許可すると砂糖業界がおかしくなると言われている。                                                                          

アメリカの圧力も強くハムなどの亜硝酸基準は異常に高い。アフラトキシンに汚染されたトウモロコシが大量に輸入されて検疫で大量にストップしたこともある。 ニュースにさえならない。                                             

日本の食品の法律は、厚生労働省の食品衛生法と農林水産省のJAS法が陣取り合戦している。薬事法に指定されている薬剤も健康食品といえば摂取基準もない。                                            さらに、「特定保健用食品」というのもあやしいものがある。一部の大手企業のために作られたジャンルだ。  いかにも食べると健康になるように誤解を与えている。その物質から健康被害も報告されている。     

今や日本産が安全なごとく、「国産使用」ばかり目立つ。                                        生わさびも本来は農薬の使用が禁止されていた。ところが中国の農薬問題が発生し、あわてて農薬をやめたら収穫が出来なくなってしまい、急遽、法律を変えて農薬の使用を認めた。                              

農薬問題も、元はといえば虫食いのないキレイな野菜を売るために国交正常化以降日本人が使わせたもの。その日本に輸入されない格外の農薬付きの野菜が中国全土に広がって現在のような問題を起こさせている。日本の野菜が安全かどうかは、農家が一番知っている。日本茶の農薬も同様である。単位面積当たりの農薬使用率は日本が世界一である。     

<難しい添加物の選定>                                                                      もちろん食品添加物は中国語で知らなければならない。たとえば、食品加工に使用される「山梨糖醇」と「山梨酸」という物質がある。字を見ると同じ物質のように見えるが、まったく異なるものだ。                前者が水素添加液糖の「ソルビトール」、後者が保存料の「ソルビン酸」。                           間違って使えば、即輸入ストップのシップバック(輸入品返品)となる。                                  食品添加物があまり普及していない中国では、日本と同じ添加物を探すのに苦労する。成分がほぼ同じようでも製剤グレードが日本レベルに達していないものも多い。                                                                        

<偽添加物>                                                       米から抽出されるフィチン酸という物質がある。この物質は強力なキレート効果(金属を封鎖)による酸化防止を行う物質である。水煮大根の白さを保つために使用を検討した。中国の四川大学の教授が作った安いフィチン酸があるということで使用を検討したが、分析の結果キレート力が全くなかった。そこで、使用しないように指導したが、価格面と輸入が間に合わないからということで強行に使用されてしまった。その輸入された水煮大根は黒くなっていて廃棄となった。成分分析の結果、生リン酸液であることがわかった。                                                                                                                           

当社は、10年以上中国貿易に関わっており、多くの会社の失敗を数え切れないくらい耳にしている。以前は、中国貿易は今のように簡単ではなかった。ほとんど企業が大なり小なりの失敗を経験している。                  

中国人は簡単に人を信用しない。倒産した会社や乗っ取りされそうになった会社は何社もある。        輸入は、”あらゆる危害”を想定して管理しなければならない。自社で十分な指導もせず、商社等に委託すると100%失敗する。輸入違反は、ほとんどが日本企業の指導不足が原因。

ナンバー2の副総経理(副社長)が独立して同じような会社を作り、今まで販売していた得意先に安く売り込み本体の会社がおかしくなったということなどザラにある話です。                               中国人は誰もが独立を望んでいます。現在では中国人だから、”この賃金”というような処遇は通用しない。                    

残念だが、中国に住みついている不良日本人が、中国に料理店を開店したいという日本人を食い物にしている。(中国出店を計画されている方は要注意です。)
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